+ たまたまインタビュー + vol.8「田嶋 茂典さん」

今回は、たまたま東山動物園に、フジマツというユニットの展示を観に行った時にお会いした、元愛知県児童総合センター長の田嶋茂典さんに、子どもの育ちについて伺いました。
このセンターは、IAMASの人も「汗かくメディア」などで関わっている面白い場所です。


フィリップ(以下P): 「こんにちは、田嶋さんの略歴を伺えますか」

田嶋さん(以下田): 「はじめに、中高一貫教育の学校で美術の先生を10年間。そのあと、”こどもの城”という施設で12年間コーディネーターをやっていました。その後、”愛知県児童総合センター(以下ACC)”が1996年に設立されることになり、準備の段階から16年間企画や運営を担当してきました。今もボランティアで行ってますよ。」

P :「子どもの育ちの環境づくりをずっとやってこられているんですね、私は、ACCに初めて行った時に、面白くて驚きました。あと、昨年のあいちトリエンナーレ(2016)のダミコルームも面白かったのですが、ACCが関わっていると聞きました。」

田:「ACCのテーマは”遊び”です。開館当初から遊びを広げるきっかけとして“アート”に着目しました。
その時のスタッフには臨床心理士、社会福祉士、保育士、教員、アーティストなど色々な立場の人がいて、盛り上がったんだよね。

そんなスタッフが知恵を出し合って新しい遊びの環境をつくろうとしたんです。開館記念企画として「ビクトル・ダミコ展〜こどもアートカーニバル in aichi」を開催。その後も、春・夏・冬には身近なモノやコトをテーマにした遊びの特別企画を続けてきました。」

P : 「ACCも、ダミコルームも老若男女が楽しんでいました。私の隣にいたおばあちゃんもとてもはしゃいでいました。」

田:「遊びの環境をつくっていく際にこだわっていることがあります。効率だけを求めるのではなく“ムダが大事だ”とか、遊びの過程を重視した“残らない遊び”とか、魅力的なルールやワクがあるから楽しさが増すとか。さらに決して“子ども向け”にはしません。子どもも大人も共感しあえる本物の内容が大事だと考えています。」

P : 「ACCに行った時に、普通の子ども向けの施設と何かが違うと感じたのは、そういう思想や工夫が見えたからなのかと思いました。ありがとうございました。」

愛知県児童総合センター: http://www.acc-aichi.org/
汗かくメディア :  http://www.acc-aichi.org/category/program/koremade/asekaku/
こどもの城(wikipedia): https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E5%9F%8E
ダミコルーム: http://aichitriennale.jp/2016/aitorinavi/2016/08/786_post/